休職から復職へ。パワハラを受けた僕が休職中にやったこと。PTSD、うつ病の乗り越えた方法。

HSP
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こんばんは。モロです。(`・ω・´)ゞ
昔受けたパワハラのトラウマを働いているときにフラッシュバックさせられ、そのあと会社が怖くて休職していました。
それは3月半ばの頃だったと思います。仕事は良かったんですけどね。
相性の問題かなと思います。
僕はパニックを起こしてしまう条件を知っています。それは

・大声
・高圧的
・早口

です。この三つが来ると昔のことがフラッシュバックしてパニックになります。
世の中ではこれを複雑性PTSDと呼んでいます。
PTSDは世界基準で決められている範囲が狭いです。
ですが、PTSDと同じ症状が出ているのにPTSDと診断されないということから複雑性PTSDという言葉が出来たみたいです。

とはいっても、この三つを受けて何も感じない人のほうがちょっと怖いですね。
誰しも「高圧的で大声しかも早口でまくし立ててこられる」と精神的にはきついですね。
僕はなぜここまでこれに恐怖を感じているのかは正直わかっています。

僕は「一方的で話を聞かずガーって言ってくる人に本当に恐怖を感じている」からです。
人間というものは会話をしてお互いの意見を話しながらコミュニケーションをとる生き物ですよね。
でも僕のトラウマの原因になった人たちは、コミュニケーションをとることが出来ません
一方通行なんですよね。あとはこちらに非がないのにキレてきます
ただのストレス発散の道具としか見られていません。
そういう人と関わるのが本当に無理になってしまったようです。

社会人になるまではそういう人と関わっていてもストレスを感じることはあっても、休職するほど苦しくなってしまうことはありませんでした。
ですが、社会人になって変わってしまいました
たぶんですけど、学生時代はストレス発散がきちんとできていたんですよね。
学生は講義といっても聞くか聞かないかは選べます。(ちゃんと講義は受けてましたよ( ˘•ω•˘ ))
また、友人も多かったのでそれで話したりゲームしたりストレス発散出来てました。
そして僕はサックスを吹いていたのですが、それがとても好きでした。
本当に好きで、研究をほったらかしにするくらいのめりこんでいました。
これが本当にストレス発散になっていたのだと思います。
でもHSPなので、家に帰るとすぐ寝ます。それでも実家に暮らしていたのでご飯は出てきます。
ご飯が出てきたら起きてご飯食べてお風呂入って、パソコンでニコニコ動画みて寝る。
という風に、ストレスがたまらないように生きてこれたんだと思います。
これでHSPの気質のストレスのたまりやすさを帳消しにできていたのだと思います。

でも、社会人になるとそうはいきません
まず、サックスを吹く機会はなくなりました。
また、就職で地元からみんな離れていき(僕も離れました)みんなバラバラです。
ネットで話せるといっても、みんなそれぞれのところで友人を作る人が多いです。
でもHSPさんというか、僕はそういうのが苦手です。
社会人になって同期の友達は数人程度です。ご飯を食べ行ったり遊んだりなどする人はいませんでした。一応先輩がスマホゲームで遊んでくれていましたが、それだけでは足りなかったようです。

それでパワハラを受けてトラウマを持ってしまい、うつ病やPTSD、社交不安障害やパニック障害などになりました。
最初の配属先で休職出来て治せていればここまでひどいことにはなっていませんでしたが、ダメといわれ泣く泣く異動しました。
もちろん病気は治ってないのですぐに再発、結局異動先で休職しました。これが約2年半前くらいでしょうか。その後は休職していろいろ試してみたもののほとんどが不発でした
そして病気も中途半端のまま(悪化したものもありました)休職期間終了のため復職
トラウマを持っていたので復職できたがうまくいかず2度目の休職を今やっています
今回も正直治っていません。少し良くなったくらいです。ですが、働かないと生きていけないので復職できるように自分なりにやってきました。今日はそのことについて話していこうと思います。

〇休職当初

休職が決まったとき人間だれしも満身創痍状態です。まずはゆっくりと休み自分の意思で動けると感じるまで休みましょう休むというのは別に布団で寝ておく必要はありません
自分の好きなことをする。youtubeみてもいいです。ゲームしてもいいです。マンガ読んでもいいです。散歩しても、好きなところに行っても、友達と遊んでも何でもいいんです。
自分ができると思うことをやりましょう。やれないなら、宅配でご飯頼んで一日一食でもいいので食べて飢えを凌ぐくらいでもいいです。
周りがとやかく言う資格はありません。気にしないようにしましょう。
その人たちは生きてる世界が違います。文化が違うんです。
休職してるのに遊びには行けるのか!なんて言う人がいますが、「頭おかしいのかな?今後は関わらないでおこう」と思うくらいでいいです。そういう言葉は右から左に受け流しましょう。
やらないほうがいいと思うことは、「無理やり動くこと」です。うつ病などになる人は自分が弱いからだと思う人も少なくないでしょう。でも違うんです。うつ病は心の風邪。脳の風邪。です。先に、風邪を治したほうがいいです。
また、うつ病は風邪と言いましたが、他人に移ります。毎日、「死にたい」「つらい」「なんで」と周りに伝えているとその人がうつ病になってしまうこともあります。風邪はうつしたら治るとか言いますけど、この風邪は違います。伝染病みたいなものです。まず自分を治したほうが周りの人たちのためにもいいですよ。

〇休職して体調が戻ってきた

休んでると体調が少しずつ回復していきます。精神的にも楽になってくることが増えてくるでしょう
この時に一番注意なのが、思いっきり行動することです。うつ病などの病気の反動で、動けるようになると動いてしまうんです。本当です。うれしくて動くんです
でも、次の日にはまたぐったりしてしまい、「やっぱりダメなんだ。。。」と落ち込んでしまうことが多いです。
それを防ぐために覚えておくことがあります。
それは「うつ病は良い日と悪い日を交互にジグザグになりながら回復していくというものです。一気によくなることはありません。長い目をもってみるとよくなっているが、日々を見ると少しずつ進んでいるような感じ。」ということです。
精神病の一番引っ掛かりやすいところです。僕も何度も失敗しました。
元気になると嬉しくなりますよね。わかります。でも、明日にはまた寝込むかもしれないから無理はしないでおこうと考えることが大切です。
療養で必要なことは無理をしないことです。ゆっくりと長い目でみて治していきましょう。
1週間に一つでもやれることが増えただけでいいんです。
「掃除ができた」「買い物に行けた」「好きなことできた」「料理できた」「お風呂入った」とか何でもいいんです。少しずつ焦らずやっていきましょう。

〇働けるくらいまで精神的には回復した

ある程度まで行くと、「頓服薬がなくても大丈夫だ!」とか「そろそろ働けるくらい精神的には回復した!」とかそういう時期が来ると思います。会社にもよりますが、リワーク(復職支援プログラム)に行ってほしいと言われるかもしれません。リワークについて少しお話しします。
リワークは全国各地にあります。そこでは様々なプログラムを受講して復職へと向けてやっていきます。プログラムの目的は、「仕事ができるくらいまでの体力回復」「他人とのコミュニケーション」「仕事に近いことを行い勘を取り戻す」「生活リズムを付ける」「自分の病気の勉強をする」などです。

まずは「体力の回復」です。精神的には戻ってきていても、正直体力が回復していないことが多いです。もし、体力が回復していない状態で復職してしまうと、「昔はこれくらいできたのに、こんなことも出来なくなって。」とギャップに苦しむ可能性が高くなります。これはとても重要なことで、うつ病はジグザグに回復していくとお話ししましたが、そこで頑張りすぎてしまい次の日に動けなくなって余計にツラくなると同じ現象が起きてしまいます。これを防ぐために、復職前には体力をつけておくことが大切です。自分ではあると思っていても案外できないものです。

次に「他人とのコミュニケーション」です。これはどのようにして休職したかにもよりますが、「一人暮らしでほかに話す人がいない。」とか「人間関係で悩んで休職した。」とかの場合、コミュニケーションをとることがストレスに感じる人が多いです。
そのため、そのようなリワーク施設で知らない人とコミュニケーションをとることで仕事に戻ってもコミュニケーションをとれる訓練をします。
また、コミュニケーションをとるのが苦手だという人もここで訓練することである程度知らない人と話してもストレスに耐えられる体を作ることが出来ます
逆にそのストレスが大きすぎると、また寝込んでしまうのでそこは注意が必要です。
そこは主治医やリワークのスタッフと相談すると良いでしょう。

次に「仕事に近いことを行い勘を取り戻す」です。休職期間にもよりますが、人間やらないと忘れます。そのため、少しずつ仕事の勉強や同じような業務をしていき勘を取り戻していくことが大切です
集中の仕方や勉強の仕方なども忘れている人も多いと思いますので、きちんと取り戻すことが大切です。

次に「生活リズムを付ける」です。休職していると生活リズムは崩れてしまうことが多いです。朝起きなかったり、夜更かししたり、ご飯の食べる時間もバラバラなどよく起きます。ですが、リワークに通うと毎日同じ時間に通うので生活リズムが整います。これもとても重要なことです。復職したときに「今日は起きれたラッキー」だと困りますよね。それを身に着けていきましょう。

最後に「自分の病気の勉強」です。自分はどんな病気なのか知ることはとても大切です。うつ病なのか躁うつ病なのか社交不安障害なのか発達障害なのかなど、自分がなぜ休職するようになったのかを理解したほうが復職した後に楽に過ごしやすくなります。また、その病気の特徴を押さえておくことで対処法や再発のサインなどを知ることが出来ます。この二つはとても大切です。
セルフマネジメントするために知っておいた方が良い内容です。
目を背けて勉強しない人も中にはいますが、そういう人は何度も再発をしリワークに何度も通ってます。って人もいました。自分の考えを変えていかないと、再発リスクが高くなるので本当に重要なことだと思います。また、病気を知って転職する人もたくさんいます今の自分を知って自分に合ったものを探す。とても素晴らしいことだと思います。

〇復職目前

主治医から「そろそろ復職してもいい時期ですね」と言われたら会社と連絡をとり、復職に向けて本格的に動きましょう。とはいってもやることは「生活リズムを整えること」「会社に行ける状態にしておくこと」です。
特別なことは必要ありません。主治医の太鼓判を貰っています。自信をもっていきましょう。
ここで「不安」になる人がとても多いです。
なぜかというと、「ちゃんと働けるかなぁ。」と感じてしまうんです。
でも大丈夫です。きちんと療養してきて主治医にもOKを貰えたのなら心配する必要はありません。
自分がやってきたことをそのままやっていくだけです。ただの延長戦上にあるものだと考えてやっていきましょう。
会社の制度のリハビリ出勤があればやるのがいいでしょう。午前中だけ会社に行って午後はリワークに来るという人は結構いました。また、現在はコロナ禍でリモートワークも流行っているので最初心配でしたらこれが出来ないか相談してみましょう。
僕も今この段階です。今回の休職は短かったのでリワークにはいっていませんが、過去リワークで学んだことを自分で実践して復職できるようになれました。
ただ僕は過去のトラウマで激しいフラッシュバックに襲われてしまうことがあります。
最初に書きましたが「高圧的」「大声」「早口」です。
次復職するときは別の部署に行くことになり、そこは昔の知っている人が多い部署です。とても穏やかな人が多いので、高圧的はわかりませんが、大声や早口はないかなと思います。
トラウマ治療は現在進行中です。これがうまくいけば問題なく働ける状態までいけると思っています。
みなさんも自分がどうなったときにパニックになるか。くるしくなるか。フラッシュバックするか。を知っておいたほうがいいです。また、それを一緒に働く人に知ってもらうかで働きやすさは変わってくると思います。
ですが、それは弱みです。それに付け込んでくる悪人もいるのでいう人には注意しましょう。

〇まとめ

今回は休職を二度経験した僕が一度目と二度目の両方で何をやってきたかについて書いてきました。
以下にまとめます。

①休職当初
・ゆっくり休む
・好きなことをする
・心の風邪を治す

②休職して体調が戻ってきた
・少しずつやることを増やす。
・回復はジグザグであると認識し、無理はしない。また次の日に寝込んでも落ち込まない。
・精神病は長い目で見ることが大切だと認識する。

③働けるくらいまで精神的には回復した
・リワークなどに行ってみる。
・体力をつける。
・他人とコミュニケーションをとる。
・仕事の勘を取り戻していく。
・生活リズムを整える。
・自分の病気について勉強し理解する。
・対処法や再発サインを知っておく。

④復職目前
・特別なことはせず生活リズムを保つ。
・無理な心配はしない。
・リハビリ出勤があれば活用する。
・自分がツラくなる場面を知っておく。
・復職=病気が治ったではない。
・復職後も治療が必要であれば続けていく。
・セルフマネジメントするために勉強する。
・安心できる人や上司に病気のことをしっかりと伝える。

となります。

精神病は再発率がとても高いです。
なので、復職したから治ったわけではないということをきちんと理解しましょう
また、動けるようになった時と同じで復職してすぐに無理をしないほうが良いです。
仕事も少しずつ体を慣らすようにしていきましょう
僕のようにトラウマを抱えていて、何年も治療しながら会社に行っている人はこの世にたくさんいます。
一度病気を治すまで会社を辞めてゆっくりする。仕事は続けて病気と付き合いながら働く。どちらの選択を取るかはご自身次第です。僕は付き合いながら働くことを選択しました。
人生100年時代と言われています。うつ病で休職してもそんなに人生には大きくありません。
と言われてますね。正直、僕はそうは思わないです。
この苦しんだ日々、失った数年間、出世街道から外れた、など会社でやっていくにしてもツラく感じるところはたくさんあります。
みなさんも本当にツラいですよね。僕もツラいです。ですが、元気にやっていける可能性はあります
僕は今までいじめ、いやがらせ、パワハラと幼少期から20年くらい受けてきました。正直、もう勘弁してくれと思うときもたくさんあります。
生きたくないけど、死にたくもない」そう考えるときもあったり、「もう命を絶ってもいいかもしれない」と考えるときもありました。本当にその20年ほどのことはつらい思い出でいっぱいです。
本当に皆さんツラいと思いますが、どうか自分を大切にしてください
自分を大切にできるのは自分だけです。家族であっても自分ではないのです。苦しみはわかりません。
自分ばかりこんなにツラくてツラくてと感じるでしょうが、本当に自分を大切にしてください。
正直、仕事を辞めても生きていく方法はいくらでもあります。
パワハラなどで苦しんでいる人は本当に自分を大切にしてください。
自分を後回しにしないでください。

今回は以上です。
最後は駄文すみません。
おつかれさまでした。

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